実弾の発射能力がある中国製の「おもちゃ」の拳銃が、宮城県内の商業施設で見つかったことが、県警への取材でわかった。県警が回収を進めており、注意を呼びかけている。
県警によると、おもちゃの拳銃はプラスチック製。県内の商業施設1カ所が、業者1社から計約130丁を購入し、昨年12月~今年6月、クレーンゲームの景品として販売していた。実弾の発射能力があることが発覚したため、店頭からは撤去して保管していたという。
県警は7月上旬、この商業施設で約40丁を回収。報道で違法性に気づいた購入者らの連絡で、他に数丁が回収済み。12月末までの連絡を呼びかけている。担当者は「輸入、所持、販売などは違法。持っている人は最寄りの署に連絡して回収に協力してほしい」と話す。