日本維新の会は23日の常任役員会で、実態のない人件費を記載していたとして選挙運動費用収支報告書を訂正した西田薫衆院議員(大阪6区)について、戒告処分とすることを決めた。
岩谷良平幹事長は記者団に、西田氏の処分は全会一致で決めたと説明。「収支報告書の訂正自体は違法なものではないが、気づいたときに訂正すべきだった」と語った。
西田氏をめぐっては、2023年4月の大阪府議選に立候補した際の選挙運動費用収支報告書について、事務員や車上運動員に対する報酬として9人に計79万円を支払ったと記載し、今月17日までに訂正していた。
西田氏はこの府議選で5回目の当選を果たした後に任期途中で辞職し、24年10月の衆院選で初当選した。