養鶏場のニワトリから鳥インフルエンザウイルスが検出され、宮城県は殺処分を始めた=県提供

 宮城県は10日、石巻市の養鶏場のニワトリから、高病原性鳥インフルエンザ(H5亜型)が検出されたと発表した。県はこの養鶏場で飼育している約17万2千羽の殺処分を始めた。13日までかかる見通しという。

 県によると、9日午後、死んだニワトリの数が増えているという連絡が家畜保健衛生所にあった。遺伝子検査の結果、陽性だった。養鶏場での感染確認は今季、県内で初めてで、全国で7例目。

 県は感染拡大を防ぐため、養鶏場から10キロ以内にある5カ所の農場で飼育されているニワトリの搬出を制限するなどしている。(阿部育子)

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