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宮崎商-延岡学園 三回表宮崎商1死、日高佳が右前へ安打を放つ。捕手牛島=2025年4月4日午後1時25分、サンマリン、奥正光撮影

 第156回九州地区高校野球宮崎県予選(県高校野球連盟主催、朝日新聞社後援)の決勝が4日、宮崎市のひなたサンマリンスタジアム宮崎であり、宮崎商が延岡学園に4―3で勝ち、2季ぶり14回目の優勝を果たした。3位決定戦は富島が都城に逆転勝ち。宮崎商は19日から長崎県で開かれる九州大会に出場する。

 息詰まる接戦だった。宮崎商は一回、日高佳の2塁打などで先制。四回はこの日140キロ台の球速表示を連発した延岡学園エースの藤川を攻め、日高有からの連打などで突き放した。

 延岡学園は六回、相手失策と山口の二塁打などで3点を返して同点に追いついた。だが宮崎商は九回2死三塁で、橋口光朗監督から「思い切りやってこい」と送り出された末田が、藤川の速球をはじき返し勝ち越した。

 橋口監督は県予選を振り返り、準決勝まで5試合ともふた桁得点の攻撃力より、失点の少なさを評価。「全員の団結力でやってくれた結果。九州大会は宮崎県の代表として恥じないよう戦いたい」と話した。

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