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第2セット、強烈なサーブを決める日本の宮浦健人=竹花徹朗撮影
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 バレーボール男子日本代表の世界選手権壮行試合が2日、東京・有明アリーナであり、試合前の時点で世界ランキング5位の日本は、同15位のブルガリアを4―0で破った。特別ルールで第4セットまで実施された。男子の世界選手権は12日にフィリピンで開幕する。

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トスの高さを調整

 宮浦健人のサーブが日本に流れを引き寄せた。

 第1セット、19―19から強烈なサーブで相手を崩し、高橋藍のスパイクで勝ち越すと、続いて鋭く落としてサービスエース。「結果として得点につながったのがうれしい」。相手を引き離し、このセットを奪った。

 同じ攻撃的なポジション「オポジット」で、パリ・オリンピック(五輪)の主力だった西田有志が代表を休養する中、ネーションズリーグではチームトップの201得点と活躍。「できたことも、できなかったことも、自分の成長につながった」。その一つがサーブだ。左腕から繰り出す強打で相手を崩す一方、安定感には課題があった。

 いま意識しているのがサーブ時のトスだ。「低いと、ひじが下がり、打点が落ちる。高さを出すように」。この日は成果が実り、精度が高まった。合計で5本のサービスエースを決めた。

 7月末のネーションズリーグ準々決勝ではポーランドに完敗。強豪を倒すには攻撃的なサーブが不可欠だ。51年ぶりのメダルをめざす世界選手権へ。26歳にかかる期待は大きい。

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