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女子フルーレ団体、3位決定戦に臨む宮脇花綸=内田光撮影
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 日本のフェンシングで女子初の五輪メダルに勢いをつけたのが、初出場の宮脇花綸だった。

 1チーム3人(補欠1人)による総当たりで争う団体戦。日本は初戦のポーランド戦で、6―7と1点リードされた局面で、3巡目に宮脇が登場した。

 果敢に攻めて15―12と逆転に成功。その後は一度も主導権を譲らずに4強進出を決めた。

  菅原智恵子コーチは「花綸がポーランド戦序盤の、嫌な流れを断ち切ってくれた。あれが大きかった」と振り返った。

 世界ランキング1位のイタリアに準決勝で敗れた後、迎えたカナダとの3位決定戦では、堅実に試合を進めた。

 宮脇にとって、パリへの挑戦は「三度目の正直」だった。

 小学4年のときに全国大会で…

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