NTTデータは就寝時の心拍数や呼吸数などの情報を収集、解析するカプセルホテルを東京・品川駅前で9日に開業する。データを宿泊者の睡眠改善に役立ててもらうほか、食品や飲料、寝具などのメーカーに販売。商品開発につなげてもらう狙いがある。
睡眠解析サービスを手がける「ナインアワーズ」と協業する。男性専用で70部屋。一泊平均8千~9千円ほどで、季節や曜日によって上下に変動する。睡眠に関心がある人をはじめ、働く人や観光客など幅広い客層を想定する。
カプセル状の部屋は、入り口が縦横1.2メートル、奥行き2.1メートルほど。仰向けに寝転がると、頭の上には赤外線カメラと集音マイクが見え、シーツの下には体の動きを感知するセンサーも設置されている。
これらを使って宿泊者の睡眠時間やその間の寝返り、無呼吸の数、いびきの音量などを収集。宿泊者は後日、データが記載された報告書を受け取る。
集めたデータは宿泊者の同意…