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懲戒処分を発表し、謝罪する神戸市教委人事課の職員ら=2025年6月20日午後2時0分、神戸市役所、宮坂奈津撮影

 神戸市教育委員会は20日、児童にセクハラ発言をしたとして小学校の30代男性教諭を懲戒免職にし、発表した。

 市教委によると、教諭は3月中旬、授業に使った備品を片付けるため担任する男子児童と2人で電気のついていない教具室に入り、扉を閉めて「ここだけの話やで。いややったら言ってな。ぎゅっとしていい?だめ?」と言った。

 児童は「わからん」と言って外に出ようとし、扉が重く開かなかったため教諭が開けたという。

 児童の親が学校に申し出て発覚。身体接触はなかったが、密室状態をつくったことなどを悪質性が高いと判断し、免職にしたという。

 教諭は「離れてしまうさびしさがあった」などと弁明し、「どれだけ謝っても許されるものではない。二度と繰り返さないよう自らを厳しく律し続ける覚悟です」と述べたという。

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