米投資ファンドのベインキャピタルは18日、システム会社の富士ソフト(横浜市)に提案していた株式公開買い付け(TOB)を、会社側の同意がなくても実施する方針を発表した。前日に同社取締役会がベイン提案への反対を表明していた。
ベインは18日に公開した文書で、TOB実施の前提条件としてきた会社の同意を「放棄する」と明記。富士ソフトの踏んだプロセスや対応に「強い懸念と不信感がある」と理由を説明した。
富士ソフトには、同じ米系ファンドのKKRが1株9451円でTOBを実施中で、19日に終了を予定している。
一方、ベインは1株9600…