富士山の「初冠雪」が観測された7日、山梨県内でもうっすらと雪化粧した姿が確認された。130年の観測史上最も遅い記録となる中、観光客はようやく訪れた季節の移ろいを楽しんだ。
午前6時ごろ、記者が晴れ渡った甲府市内から富士山を見ると、山頂の西側にうっすら白い雪が見えた。
甲府地方気象台の松本守・観測予報管理官はこの朝、いつもより早い午前5時に出勤。富士山から約40キロ離れた気象台の屋上から目視で午前6時15分に初冠雪を確認した。
松本さんは、富士山初冠雪を観測して今年で3年目。「季節の訪れをお知らせする初冠雪をやっと観測できた。ほっとしました」と喜んだ。
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