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全11町の町紋がデザインされたうちわ=おわら風の盆行事運営委員会提供
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 富山市八尾町で9月1日から3日まで開催される「越中八尾おわら風の盆」。祭りの行事運営委員会は、うちわと手ぬぐいの2種類の「推し活」グッズを初めて製作し、販売を始めた。

 編み笠を目深にかぶり、男女が哀愁漂う音色の胡弓(こきゅう)などの音と、越中おわら節の唄に合わせて踊る約300年続く伝統の祭りで、期間中は、全国から毎年約20万人が訪れる。一方、過疎化と資金難が課題となっている。

 継承に向け、製作した「応援うちわ」は、祭りを行う11町の各紋様と全町バージョンの12種類。1枚税込み1千円。

 ほか、その全12種の「コンプリートセット」(同1万2千円)、高級紙「八尾和紙」を使ったうちわ(同3千円)もある。

 手ぬぐいは、町の紋様など和テイストのオリジナルデザイン(同1千円)と、ファッションデザイナー「KEITA MARUYAMA」による踊り手などの行列がデザイン(同3千円)された2種類がある。

 売り上げは、今後の運営資金にあてられる。寄付も募っている。ネット(https://owara-kazenobon.com/donation/別ウインドウで開きます)での販売、寄付は27日から開始。期間中は現地で購入できる。

 運営委の担当者は、「次世代に継承するために買ってもらい、当日は『推しの町』のうちわを掲げるなどして楽しんで欲しい」と話す。(朝倉義統)

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