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新潟明訓―富山第一 七回裏1死二、三塁、富山第一の花木が左中間を破る2点勝ち越しの三塁打を放つ=2025年5月31日、三条パール金属、前多健吾撮影

 悪天候で継続試合となった第152回北信越地区高校野球大会(北信越地区高校野球連盟主催)の新潟明訓―富山第一は1日、ハードオフ・エコスタジアム新潟(新潟市)で八回表から再開され、富山第一が4―1で勝利した。準決勝で富山第一は中越(新潟)と2日午後0時半から、同球場で対戦する。

 試合は、両チームの投手が粘り強い投球を見せ、緊迫した展開となった。均衡を破ったのは富山第一。1―1の同点で迎えた七回、武田煌生の安打に犠打や四球、盗塁などを絡めて1死二、三塁とすると、花木暖が左中間に三塁打を放ち2点を勝ち越し。さらに佐伯遥仁がスクイズを決めて突き放した。

 先発・和泉詩大は、低めにボールを集める投球で相手打線を1点に抑え、七回表2死一、二塁のピンチで登板した岩寺翔義も後続を断ち、その後も得点を許さなかった。

 野口仁監督は「継続試合は初めてだったので、ゲームの入りが難しかったが、いい経験ができた。相手投手のカットボールがすばらしく、苦労しが、花木がいいところで打ってくれた」。花木は「外角の直球を逆方向に打った。1打席目から外角を攻められていたので狙っていた。やったと思った」と話した。

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