プロバスケットボールBリーグのレバンガ北海道と契約した富永啓生選手(24)が9日、札幌市で入団会見に臨み、「北からバスケを盛り上げていきたい」と抱負を語った。昨年のパリ五輪にも出場した現役日本代表の背番号は、代表と同じ「30」。今季は東地区5位に終わったチームにとっては、再起をかけた補強と言っていい。
クラブによると契約は1年。折茂武彦社長は「年俸はクラブ史上最高額」と明言した。
米国でプレーしていた富永選手は、Bリーグを選んだ理由について「自分の最終目標はNBA(米プロバスケ)の選手となること。レベルが上がっていて、盛り上がっているBリーグに進むことがその近道だと思う」と説明した。
さらにレバンガ入団の決め手として、14シーズンぶりに復帰するトーステン・ロイブル監督の存在を挙げた。「U―18時代に指導して頂き、渡米を後押ししてくれた恩師でもある。お互いに信頼関係を持てている指導者と一緒にできることを楽しみにしている」と語った。
富永選手は名古屋市出身の188センチ、85キロ。左手から放たれる精度の高い3点シュートが代名詞だ。
元日本代表だった父啓之さん…