温泉でリラックスした表情を見せるニホンザルたち=2024年12月7日午後、長野県山ノ内町、小宮健撮影

 長野県山ノ内町の地獄谷野猿公苑で、野生のニホンザルが温泉で暖を取っている。

 湯につかった約30匹のサルたちは岩にもたれたり毛繕いをしたり、リラックスした表情。訪れた人たちは、雪が降る中、撮影を楽しんでいた。家族で訪れていた海藤冬和さん(17)は、「しぐさが人間のようで可愛かった」と話した。

 同苑によると、周辺には約200匹の群れが生息。晴れた日は、日光浴で温まることが多いが、寒さの厳しい日には雌や子どもたちが入浴するという。同苑の滝沢厚さんは「苑内では1年を通して、ニホンザルの様々な営みを間近で観察することが出来る。また、駐車場から苑まで、2キロほど山道を歩く必要がある。特別豪雪地帯に位置しているので、訪れる際は季節や天候に注意し、適切な服装や装備で楽しんで欲しい」と話した。問い合わせは同苑(0269・33・4379)まで。

【動画】温泉に入浴してリラックスするニホンザル=小宮健撮影

共有
Exit mobile version