朝日新聞社と日本高校野球連盟は24日、主催する第107回全国高校野球選手権大会の運営委員会を開き、新たな暑さ対策を発表した。
審判委員に同意を得た上で、体表温と心拍数、運動量を測定するセンサーを計43試合で着用する。
気温や暑さ指数(WBGT)、自覚症状と照らしあわせ、体温が変化する傾向を分析し、今後の大会で、選手や審判委員の熱中症予防に生かしていく。
また、8月5日午後4時から行う開会式では、日陰となる一塁側に司会者や合唱・吹奏楽の生徒ら、3塁側に審判団らが整列する。
昨年から第1、第2試合に臨むチームに重点を置いて始めた選手への補食については、今大会は全試合前に同様の準備する。
朝起きるのが早く、朝食を十分にとれないことを想定した対策だったが、昨年の代表校アンケートで「全試合おにぎりがほしい」といった声があったため。
今大会も熱中症特別警戒アラートが発令された場合、速やかに対応を協議するため対策本部を設ける。
今大会の新たな暑さ対策、健康対策
・開会式を史上初めて夕方(午後4時)に開催
・開会式では日陰となる一塁側に司会者や合唱・吹奏楽の生徒らが整列する
・暑い時間帯に試合を行わない「2部制」を一部の4試合日に拡大
・試合前の守備練習を行うかどうかをチームが選択できるようになる。練習時間も2分短縮し、5分に
・審判委員は白帽子を着用する
・昨年は第1、2試合に重点を置いた選手への補食を全試合前に準備する。昨年の代表校アンケートを参考にした