福島県三春町の寺から仏像20体などを盗んだとして、県警田村署は14日、同県田村市船引町の解体業の男(48)を窃盗と建造物侵入の疑いで逮捕し、発表した。「間違いない」と容疑を認めているという。
署によると、男は昨年9月中旬~10月下旬、三春町内の寺に侵入し、仏像20体と掛け軸1点(時価計480万円相当)を盗んだ疑いがある。
田村市や小野町を含む同署管内では昨年、寺や神社で窃盗事件が少なくとも十数件発生。署は捜査の結果、関係先から70体以上の木製や金属製の仏像のほか、20点以上の掛け軸、半鐘、花瓶など計120点以上を押収した。中には1メートルを超える仏像もあったという。署は、男がこれらの窃盗事件に関わっている可能性もあるとみている。