岸田文雄首相は5日、アジアの経済団体が集まるイベントに出席し、対話型AI(人工知能)の基盤となる大規模言語モデル(LLM)の開発を支援すると表明した。日本語に特化した国産LLMの技術を活用し、ほかのアジアの言語にも広げることを後押しする。

 東京都内であった「アジア・ビジネス・サミット」で語った。岸田首相は「AIは産業競争力、さらには国力そのものを左右する技術で、世界中でその開発競争が激化している」と指摘。日本にはLLMの開発を手がけるスタートアップが多くあるとし、それらのAI企業と、マレーシアやベトナムなどの企業との連携を支援するとした。

 このサミットは今年で13回…

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