第107回全国高校野球選手権千葉大会(朝日新聞社、千葉県高野連主催)の組み合わせ抽選会が12日にあり、1回戦の対戦カードが決まった。
147チームが参加。今春の選抜大会に出場した千葉黎明は渋谷幕張―市川南の勝者と対戦。今春の関東大会で準優勝した専大松戸は秀明八千代―芝浦工大柏の勝者と、同8強の習志野は麗沢―市川東の勝者と対戦する。昨夏の千葉大会準優勝の市船橋は船橋北―光英VERITASの勝者との顔合わせとなった。
大会は7月5日に開幕。順調に進めば、同26日に決勝の予定だ。
■千葉大会の展望(前年優勝校 木更津総合 前年参加チーム数148)
有力校が実力伯仲で混戦模様だが、春の関東大会で選抜覇者・横浜を破って準優勝した専大松戸が一歩リード。捕手の森岡大和中心の堅守が特徴で、横浜戦では10安打と攻撃力もある。
市船橋は140キロ超の投手が複数と層が厚い。拓大紅陵は長身から投げ下ろす変化球が持ち味の堀込龍ら投手陣をそろえ、主将で捕手の加藤玄竜が打線を引っ張る。
1975年に県勢最後の全国制覇を果たした習志野も向井脩人ら粘り強い投手陣を擁する。制球力のある安田塁がどこまで成長できるか。選抜で堅守を見せた千葉黎明は打撃強化が鍵。147キロ右腕の川端勝利を擁する木更津総合、昨春選抜出場の中央学院も経験値が高い。ノーシードの千葉商も侮れない。