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渡辺明九段
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 将棋の渡辺明九段(40)がひざの手術のため、19日から来年1月20日まで1カ月間休場する。日本将棋連盟が今月19日に発表した。休場中に予定されていた第83期名人戦・A級順位戦(朝日新聞社、毎日新聞社主催)7回戦(永瀬拓矢九段戦)は延期する。

 また、インターネットテレビ局ABEMAの「ABEMAトーナメント2025」は不出場、「ABEMA地域対抗戦2025」で務めている監督は交代する。

 渡辺九段は5月、運動中に左ひざを負傷し、前十字靱帯(じんたい)断裂と診断されたが、同月末に王位戦の挑戦者になったため、6月に予定していた手術を延期していた。

 公式戦は通常、和室に座布団を敷いた状態で行われるが、今月に入り、渡辺九段のひざの状態に配慮して椅子と机での対局が行われた。

 ただ、12月6日の竜王戦1組ランキング戦(広瀬章人九段戦)は終局まで対局が行われたが、13日のA級順位戦6回戦(千田翔太八段戦)では、中盤の午後7時台に、渡辺九段が脚の痛みを訴え、最後まで対局を続けられず、投了した。

 この対局について、渡辺九段は自身のX(旧ツイッター)で「最後まで指せずに申し訳ありませんでした。膝(ひざ)の手術は近い日程で決まっていて、今日は当面の最後だったので、やりきりたかったのですが、強い痛みがきて、順位戦の終わる時間を考えると無理だと判断しました。痛みが出るかどうかは日によるので(先週の対局はそれほどでもなかったので、普通に指せた)」などと投稿していた。

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