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冷風機で涼むバスケットボール部の生徒たち=2025年7月17日午後4時26分、福島県郡山市神明町の市立郡山第二中学校
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 福島県郡山市教育委員会は体育館での熱中症対策として、今夏から小中学校に2台ずつ冷風機の設置を始めた。17日には郡山第二中学校でデモ運転があった。

 米国製の冷風機で高さ178センチ、幅158センチ。174リットルのタンクに水を入れて羽根を回すと、気化熱で気温より3~7度低い風が連続5時間起こせるという。

 1台あたり約100万円で、7月中に市立小中学校29校の体育館に2台ずつ置く。災害時には地域住民が多く避難する可能性が高い学校を優先的に選んだ。効果が確認できれば、残る小中45校と義務教育学校2校にも来夏には導入する計画だ。

 市教委総務課は「『体育館にもエアコンを』という要望は承知しているが、断熱工事も含めると1億円以上かかる。まずは冷風機の効果を見極めたい」と話す。

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