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アンサンブルを演奏するような人数で東日本学校吹奏楽大会に挑む地域バンド「八戸市・ピアチェーレジュニア吹奏楽団」=2024年9月17日、青森県八戸市、上田雅文撮影

 学校の枠にとらわれず、吹奏楽が好きな子どもたちが集まってコンクールや大会に出場できるようになった。12日に水戸市で開かれる第24回東日本学校吹奏楽大会の中学生部門では、三つの小中学校の7人の児童・生徒が集まった地域バンドが初出場し、小編成の高みに挑む。

 地域バンドは、青森県八戸市の「八戸市・ピアチェーレジュニア吹奏楽団」。二つの中学校の1年生5人に、小学4年生と6年生が1人ずつ加わった。

 9月17日夕方、八戸市内の施設を訪ねると、ジャージー姿の小中学生が1人、また1人と入っていった。ここは、ピアチェーレが9月から借りている練習場所だ。下校時間も学校からの距離もばらばら。到着した団員から自主練習を始める。練習は週5日ある。

 アルトサックスが担当の細越星良団長(中1)は「演奏はもちろん、いろんな学校の仲間がいて、違う学校行事の話とか聞けて楽しい」と話す。

少子化と働き方改革の中で

 小学校で吹奏楽が好きだったのに、進学した中学校に吹奏楽部がない――。そんな生徒たちの相談を受けて、ピアチェーレは今年4月、八戸市の吹奏楽指導者、辻村誠彦さん(47)が結成した。

 辻村さんは「音楽好きが上手…

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