小中高生が一緒に学ぶ「合唱塾」。その2025年度前期の修了コンサートが10日、福島県郡山市にある星総合病院メグレズホールであった。
合唱塾は、児童・生徒の減少や、部活動を学校から地域に移行する動きへの危機感から、県合唱連盟県南支部が19年から始めた。小中高校生だけでなく合唱指導者を養成する場でもあり、今回は過去最高の190人が参加した。
コンサートは、「クレヨンしんちゃん」映画版主題歌でケツメイシが歌った「友よ~この先もずっと…」で始まり、合唱の定番曲「大地讃頌(さんしょう)」と、竹内まりやの「いのちの歌」で締めくくった。
中学2年から参加している安積黎明高校2年の宗形怜さん(17)は「小学生から大人まで、いろんな人と一緒に学べることが魅力」、「椰子(やし)の実」(島崎藤村作詞)の一部を独唱した日大東北高校2年の佐々木美香さん(16)は「すごくドキドキしたけれど、楽しかった」と話していた。
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後期は11月9日~来年2月1日の全7回(最終回は修了コンサート)。申し込みはQRコードから。10月10日に締め切る。問い合わせはメール([email protected])で。