治療を乗り越えた姿を大好きな選手に見てほしい――。小児がん患者の子どもたちをプロ野球の試合に招待する「ゴールドリボンナイター」が30日、神宮球場であり、子どもや家族ら約50人がヤクルト―広島戦を観戦した。
小児がんについて知ってもらい、治療中の子どもらも応援しようと、ヤクルトや認定NPO法人キャンサーネットジャパンが9月の「世界小児がん啓発月間」に合わせて企画した。2022年から始まり、今年で4回目となる。
始球式では、今年1月まで悪性リンパ腫の治療で入院していた中学1年生の福沢尚翔(なおと)さん(12)がマウンドに上がった。キャッチボールが好きで、思うように体が動かせなかった入院中も病院にグラブを持ち込んでいたという。始球式で投げた球はワンバウンドして捕手のミットに収まり、「思った通りではなかったけど、多くの人の前で投げられたのは一生できない経験」と笑顔を見せた。