2024年7月9日、米ニューヨークの国連本部で開かれた国連安全保障理事会の緊急会合で、ミサイルの写真を見せながら参加国に説明をするウクライナのキスリツァ国連大使(中央)=国連提供

 国連安全保障理事会は9日、キーウの小児病院などウクライナ各地でのロシア軍によるミサイル攻撃を受け、緊急会合を開いた。民間人や民間施設への攻撃を続けるロシアに対する非難が集中する一方で、ロシアは関与を否定した。

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 ウクライナ非常事態庁によると、現地時間9日夜までに、キーウ市内だけで5人の子どもを含む33人が死亡し、10人の子どもを含む121人が負傷した。

 会合で報告した国連人道問題調整事務所(OCHA)の担当者によると、ウクライナ侵攻が始まった2022年2月以降、ロシア軍によるウクライナの医療施設やスタッフ、患者や物資に影響を及ぼす攻撃は1878件が確認されたとしている。

 日本や英国、スロベニアなど…

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