Smiley face
出版大手「KADOKAWA」本社前に設置された社名碑

 サイバー攻撃を受けた出版大手KADOKAWAの情報が、新たに大量に流出した恐れが明らかになった。攻撃したとする犯罪集団は期限を区切り、身代金を要求していた。ランサムウェア(身代金ウイルス)による被害は度々発生している。

  • 【そもそも解説】拡大するサイバー被害 ランサムウェアとは

 2日午前1時すぎ。KADOKAWAを攻撃したと主張するサイバー犯罪集団「BlackSuit(ブラックスーツ)」は、発信元の特定が難しい「ダークウェブ」上に公表していた犯行声明の末尾に、単語を付け加えた。

 KADOKAWAの情報を新たに流出させるためとみられる、ダウンロード先のリンクだった。リンク先の文字列の中に、同社子会社でニコニコ動画を運営する「ドワンゴ」の単語があった。ただ、記者はそれ以上の踏み込んだ調査はしておらず、情報の中身も確認していない。

 KADOKAWAは2日午前…

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