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試合開始前、先発選手を発表するBN野球クラブの霜鳥昇監督(左)と子どもたち=2024年5月12日、新潟市中央区、笹井継夫撮影
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 野球の真剣勝負で得られる学びをみんなに――。そんな思いを形にした小学生の軟式野球大会が、新潟市で行われている。「先発登録は15人までOK」「盗塁は禁止」などの独自ルールを設け、より多くの子どもたちが試合に出られるようにしている。

 2021年に発足した「新潟信濃川リーグ」は、参加チームすべてと対戦するリーグ戦を採り入れている。同市内のグラウンドで5月、公式戦が行われていた。

 「BN野球クラブ」の霜鳥昇監督は試合前、先発選手の名前を順番に読みあげた。「10番・サード、真颯(まさき)でいきます」

 10番? 先発は1チーム9人が基本だが、信濃川リーグでは、打撃専門の選手も含めて最大15人まで認められる。

 梅沢真颯君(3年)は、「ト…

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