自民党総裁選に立候補する意向を表明する小林鷹之・元経済安保相=2025年9月11日午後4時55分、国会内、岩下毅撮影

 自民党の小林鷹之元経済安全保障相(50)は11日、党総裁選(22日告示、10月4日投開票)に立候補する意向を表明した。記者団に「将来に対する強い危機感を仲間と共有し、自ら先頭に立って戦う」と述べ、16日にも会見を開いて取り組む政策などを示す方針だ。

 小林氏は11日、国会内で自身が座長を務める勉強会を開催。小林氏と同じ千葉県選出の浜田靖一元防衛相、石井準一参院国会対策委員長らベテランから中堅・若手の計20人前後の国会議員が集まった。小林氏は「(参加者から)総裁選に立つべきだという声をいただき、覚悟を固めた」と応じた。小林氏は旧二階派の出身で、昨年の総裁選に立候補し、候補者9人中5位だった。

 総裁選にはすでに茂木敏充前幹事長(69)が立候補を表明し、高市早苗前経済安全保障相(64)と林芳正官房長官(64)が立候補の意向を周囲に伝えている。また小泉進次郎農林水産相(44)も立候補するとの見方が党内で強まっている。

共有
Exit mobile version