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大阪ヘルスケアパビリオンの外観イメージ=大阪パビリオン推進委員会提供

 小林製薬が出展を予定していた大阪・関西万博のヘルスケアパビリオンから撤退すると発表した。紅麴(こうじ)原料を使ったサプリで5人の死亡例を含む健康被害が相次いで報告され、未来に向けた発信をすることはふさわしくないと判断したとみられる。

 21日に公表したプレスリリースで、製品回収と原因究明に全力をあげていることについて触れたうえで「状況に鑑み、パビリオンへの協賛及び出展を辞退させていただく」とした。

 大阪府・市が企画する「大阪ヘルスケアパビリオン」は万博の会場入り口付近に建設され、開催地・大阪の「顔」となる展示館。「『いのち』や『健康』の観点から未来社会の新たな価値を創造する」ことを目指し、未来の食や健康についての展示をメインに据える計画だ。

 小林製薬は、このパビリオン…

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