小林製薬の自社通販サイト

 小林製薬は8日、今年末をめどに自社通販サイトでの健康食品などの販売を終了すると発表した。紅麴サプリメントによる健康被害を受けた構造改革の一環。通販自体は、他社のサイト経由で続けていくという。

 同社が通販を始めたのは1999年。サプリを含む健康食品やスキンケア製品などを販売していたが、ピーク時には100億円以上あった売上高が24年12月期には45億円に落ち込んでいた。コールセンター経由の電話での通販も今年末をめどに中止し、25年12月期には固定資産の除却損などの特別損失を計上する見込みという。

 同社は今年2月、紅麴サプリ問題で前提が変わったとして中期経営計画を取り下げ、品番数の削減や不採算事業の見直しなどの効率化に取り組むとする構造改革を発表していた。

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