小林製薬は21日、紅麴(こうじ)サプリメントによる健康被害問題を受けて昨年8月に就任した山根聡社長が退任し、後任に豊田賀一執行役員国際事業本部長が昇格する人事を発表した。創業家出身の小林章浩前社長は取締役に留任する。3月の定時株主総会に提案する。
3月に、社外取締役を含めて現在6人いる取締役のうち4人が退任したうえで、10人に増員する。空席となっている会長には、京セラ出身で日本航空社長補佐などを務めた大田嘉仁氏が就く予定だ。
また、大株主である香港の投資ファンド「オアシス・マネジメント」から開催するよう求められていた臨時株主総会を、2月19日に開くことも明らかにした。
「物言う株主」として知られ…