訪米中の東京都の小池百合子都知事は21日、ワシントンの保守系シンクタンク、ハドソン研究所で講演した。小池氏は与党が大敗した20日の参院選をめぐり、「安全保障といった長期的な課題についての実質的な議論がなかったのは残念だ」と述べた。
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同研究所のワインスタイン日本部長から参院選についての質問を受け、答えた。小池氏は、参院選で候補者が国民の生活費について議論していたと指摘。「国民はよりよい生活を求めており、重要な問題だ」としながらも、「参議院の使命はより広く、国際的で、未来志向のものだ」と語った。参院選での争点が、6月22日に行われた東京都議選での争点と「とても似ていた」とも述べた。
また与党の大敗を念頭に、「国会における新たな権力構造のなかで、政府が国をどう導いていくのかを注視していく」と語った。
小池氏はこの日、ワシントン…