相次ぐ不祥事が自民への逆風となった衆院選。岩手では、それに加えて広瀬めぐみ前参院議員(58)の辞職に伴い、衆院と同日に実施された参院補選が思わぬ余波を生み、自民への追い打ちとなった。
広瀬氏は、今年3月には、週刊誌に報じられた不倫疑惑を事実と認め、県連副会長を辞職した。さらに勤務実態のない公設秘書の給与を国からだましとったとして、東京地検特捜部に詐欺罪で在宅起訴された。
自民党は「けじめをつける」として、参院補選への候補者擁立を断念。一方、立憲民主党は、小沢一郎氏の元秘書で、2年前の参院選で広瀬氏に敗れた木戸口英司氏(61)を擁立した。
自民不戦敗で立憲に「遊軍部隊」
木戸口氏以外に、4人の新顔…