衆院農水委で、自民党の鈴木貴子氏の質問に答弁する小泉進次郎農水相=2025年5月28日午前9時5分、岩下毅撮影

 小泉進次郎農林水産相は28日、衆院農水委員会で初の国会論戦に立ち、立憲民主党の野田佳彦代表、国民民主党の玉木雄一郎代表、日本維新の会の前原誠司共同代表と対峙(たいじ)する。多くの国民の関心事のコメの価格高騰などをめぐり、主要野党の3トップと論戦を展開する。

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 午前9時に始まった委員会。最初に質問に立った自民党の鈴木貴子氏からさっそく厳しい指摘が出た。鈴木氏は、コメの価格引き下げを前面に打ち出した小泉氏に対し、「価格について政治が直接的にそこまで言う必要があったのか」とし、「石破政権には目先の対応はあっても、中長期的な食料安全保障の信念がない」と苦言を呈した。

 これに対し小泉氏は「断固たる決意で安定した価格に落ち着かせていくというメッセージを発信しなければ、今の局面は変えられない」と述べ、与党からの苦言に理解を求めた。

 委員会では、立憲の野田氏のほか、11時以降、国民民主の玉木氏や維新の前原氏らが質問に立つ予定だ。

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