米ネバダ州ラスベガスで2025年1月25日、イベントで経済について話すトランプ大統領=AP

 トランプ米大統領は25日、就任から1週間の節目を前にラスベガスで支持者らに向けて演説し、「我々は1週間で、ほかの政権の4年間より多くのことを達成した」と自らの「成果」を強調した。一方で、就任初日に宣言した世界保健機関(WHO)からの脱退については、再検討することも示唆した。

 トランプ氏は20日の就任以来、30本を超える大統領令に署名するなど急ピッチで公約実現に向けて動いている。演説では「バイデン政権が作り出した災難をひとつ残らず修復するために、緊急で歴史的なスピードで動いてきた」と語った。

  • 強気のトランプ大統領、政策実効性なお不透明 関税めぐり身内も警戒

 ソフトバンクグループをはじめとする民間や海外からの投資の呼び込みでは、就任後だけで「新規投資を1兆ドル(約155兆円)以上確保した」と主張。前政権からの政府高官の解職を進め、多様性推進の取り組みを廃止するなど連邦政府改革にも注力している。

 一方で、実際に公約通りに進…

共有
Exit mobile version