就職活動中の学生が採用面接を受けたり、OB・OG訪問をしたりした際の音声がインターネット上のサイトで公開されている。運営会社は、就活情報が「ブラックボックス化」しているとし、「正しい情報を学生同士が効率的に提供しあう仕組みだ」とPRする。ただ、音声の無断投稿が発覚した場合、就活生が内定取り消しなどのリスクを負う可能性もありそうだ。
面接担当者「1、2分で自己紹介を簡単にお願いできますでしょうか?」
就活生「はい、かしこまりました。私、○○大学の○○と申します。学生時代ですね、一番注力したことといたしましては、高校生のころから約○年間行ってきた○○という活動になります」
東京都港区の運営会社によると、ある商社の1次面接の音声は、こうしたやり取りから始まる。登録できるのは就活生だけ。氏名や学校名、学校のメールアドレス、志望業界などを入力すれば、自分が受けた採用面接などの音声を投稿したり、他人が投稿した音声を聞いたりできる。
記事後半では、音声が公開されている企業担当者の思い、サービスに対する弁護士の見解も紹介します。
登録や利用は無料で、会員数…