韓国の尹錫悦(ユンソンニョル)大統領に対する拘束令状が15日に執行され、日韓関係はかつてなく不確実な領域に足を踏み入れた。石破茂政権は日韓・日米韓の連携への影響を最小限にとどめようとしているが、トランプ米次期大統領の再登板もあり、先行きを見通すことが難しい情勢となっている。
「日韓連携の重要性は増すことはあっても減ることはない」。岩屋毅外相は15日、訪問先のフィリピンで記者団にそう強調した。前日まで韓国・ソウルに滞在。13日の趙兌烈(チョテヨル)外相との会談後、記者団に「短い期間だが、安定的に(韓国の)国政運営がされていることをこの目で見てきた」と語ったが、ついに尹氏が拘束される事態となった。
石破政権は、岸田・尹政権の…