アップルは30日、携帯電話の電波が入らない場所での緊急時に、衛星を利用してiPhoneからSOSを発信できるサービスを始めた。山での遭難や災害時などに、人命救助につなげられるサービスを目指す。
iPhone14以降のモデルに対応し、設定は不要。緊急時に110番や119番通報した際、通信電波が入らないと、衛星経由の緊急SOS画面が立ち上がる。利用者は、画面表示に従って衛星に接続できる方向にスマホを向け、状況を伝えるための質問にチャット(文章での会話)形式で入力する。
回答は位置情報やバッテリー残量、事前に専用アプリに登録してある場合は身体や健康情報などと共に、アップルの衛星中継センター経由で緊急通報される。家族など登録済みの緊急連絡先に通知することもできる。
衛星に接続するには通常、大…