山口県上関町で使用済み核燃料の中間貯蔵施設建設を計画する中国電力は、施設の適地かを調べた調査の報告を、月内に同町などに示す方向で調整に入った。町などに対して「建設は技術的に可能」などと報告する。複数の関係者が明らかにした。
中国電がその後、施設の規模や貯蔵期間などを盛り込んだ事業計画を詰めて町に示し、町側が建設の是非を判断することになる。
中国電は2011年の東京電力福島第一原発事故後、町内で計画していた原発建設の準備工事を中断している。再開のめどが立たない中、町側から「新たな地域振興策」を求められ、23年8月に中間貯蔵施設の計画を提案していた。
町が建設に向けた調査を受け…