瀬戸内海に浮かぶ山口県上関町の離島、祝島は18日までの3日間、伝統行事「神舞(かんまい)」でにぎわった。島民たちが大分県の国東半島にある神社と合同で執り行う祭りで、千年以上の歴史があるとされる。神楽を舞う「里楽師(りがくし)」らは4年後の再会を誓って島を後にした。
神舞は4年に1度行われるが、2020年はコロナ禍で中止になり、今回は8年ぶり。その間、祝島の人口は8年前の412人から269人(8月1日現在)と減少が進んだ。
祭りを担いきれず、期間は5日から3日に短縮。屋外の「仮神殿」は作らずに祝島小の体育館で神楽を舞うなど、形を変えて開催された。
里楽師として国東側から参加…