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山梨県立巨摩高校の生徒に新聞の読み方などを講義する渡辺次朗さん=2025年3月17日、山梨県南アルプス市、米沢信義撮影

 山梨県立巨摩高校(南アルプス市)で3月、新聞の読み方や、情報の活用法などを学ぶ授業があった。市内にある渡辺新聞店の渡辺次朗社長(57)が、1年生計約190人に講義した。

 授業は1時間目の「新聞を読もう」と2時間目の「新聞から社会と自分を考えよう」の2部構成。1時間目に全員が新聞を手に取り、興味を持った記事を切り抜いた。

 2時間目は、新聞、テレビ、SNSなどの特性を比較した。渡辺さんは特にSNSで根拠があやふやなフェイクニュースが拡散しやすいと指摘。好きな情報だけ受け取る「情報の偏食」に陥ることなく、新聞などを通して幅広い事象に気づく大切さを強調した。

 松田真月愛(まゆな)さん(16)は「メディアの種類によって得られる情報の違いに気づかされた。様々なニュースを自分事として取り入れていきたい」。

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