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車3台が絡んだ事故現場=2025年5月31日、島根県出雲市多伎町、島根県警提供

 島根県出雲市の山陰道で5月31日に起きた車3台が絡む死傷事故について、県警は1日、反対車線にはみ出した乗用車が対向車2台と相次いで衝突したとみられると発表した。現場は片側1車線で、反対車線へのはみ出しを防ぐ効果が期待できるワイヤロープは設置されていなかった。

 県警高速隊によると、出雲市多伎町の山陰道で31日午後2時40分ごろ、島根県浜田市松原町のパート従業員西沢正吾さん(71)が運転する乗用車が反対車線にはみ出し、対向してきた軽乗用車とその後続のワンボックス車に衝突したという。

 この事故で、乗用車の助手席に乗っていた西沢さんの妻・澄江さん(65)が全身を強く打ち、約1時間15分後に外傷性ショックで死亡。北九州市小倉北区の会社員男性(34)が運転するワンボックス車の後部座席に乗っていた小学生の息子(7)が頭を強く打って意識不明の重体となっている。

 そのほか西沢さん、軽乗用車を運転していた出雲市の会社員男性(36)、ワンボックス車の男性と助手席の妻(34)の計4人が重軽傷を負った。

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