トレーニングする岡山学芸館の選手たち=2025年8月15日午前10時53分、兵庫県西宮市、上山崎雅泰撮影

 第107回全国高校野球選手権大会(朝日新聞社、日本高校野球連盟主催)で、岡山学芸館は第11日の16日、第2試合で山梨学院とベスト8をかけて対戦する。選手たちは15日、兵庫県西宮市の津門中央公園野球場で最終調整をした。

 山梨学院は春夏連続の甲子園出場。エースの右腕・菰田陽生投手(2年)は194センチの長身で、今春の選抜大会で最速152キロを記録。左腕・檜垣瑠輝斗投手(2年)はスライダーが決め球で、初戦の聖光学院(福島)戦ではこの「二枚看板」が登板し2失点で抑えた。打線も好調で、13安打6得点を挙げている。

 この日の練習は、菰田投手対策でピッチングマシンのかさを上げた投球と左腕投手の投球を各打者が打ち込んだ。

 佐藤貴博監督は「2人の投手どちらがきても対応できるように練習した」と説明。山梨学院の印象として「打力があり、守備もうまい。野球をよく知っているチームだ」と話した。

 対する山梨学院の吉田洸二監督は岡山学芸館について「対戦相手のことをよく調べ、力を出させないという印象」と説明。「打撃は中軸に加え、出塁が多い阿慶田庵俐選手(3年)に注意したい。うちは先発投手がゲームを作り、守りからリズムを作ることを心がけたい」と話した。

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