予備抽選の札を引くノーシード校の主将たち=2025年6月28日、岡山市東区の環太平洋大、大野宏撮影

 第107回全国高校野球選手権岡山大会の組み合わせ抽選会が28日にあり、参加55チームの組み合わせが決まった。

 昨夏、全国選手権大会に出場した岡山学芸館は初戦で興譲館―岡山理大付の勝者と対戦。今春の県大会を制した倉敷商は倉敷青陵―津山の勝者との初戦の顔合わせが決まった。

 大会は7月10日に開会式があり、12日に試合が始まる。順調に進めば、決勝は27日に倉敷市のマスカットスタジアムで行われる予定だ。

岡山大会の展望(前年優勝校 岡山学芸館 前年参加チーム数56)

 春の中国大会を14年ぶりに制した倉敷商と、準優勝した創志学園を中心とした争いになりそうだ。

 倉敷商はエース左腕小林陽翔が安定。2年の角田陸が春に台頭した。主に救援の大藪翼、浅野友希も心強い。打撃は佐々岡優翔、田辺大登、和田俊輝を中心に、足を絡める。

 創志学園は清水健太、半田陽海、大谷海心の上位打線が軸。エース左腕明星大翔は春の県大会、中国大会の全7試合に登板し、成長をみせた。

 続くのは、エース叶蒼空を擁し、中国大会で4強入りした岡山東商や、高森響、倉嶋優心ら投手陣が手厚い玉野光南か。昨秋県Vの岡山学芸館やおかやま山陽も侮れない。

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