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岡田将生さん=村上健撮影
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 村上春樹さん原作のNHKの土曜ドラマ「地震のあとで」(夜10時、全4話)が5日から始まる。阪神・淡路大震災後の30年を描く物語。第1話で主演を務めるのは、岡田将生さんだ。

 岡田さんにとって、村上さん原作の作品に出演するのは、今回で2度目。米アカデミー賞国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」(2021年)に出演した前回は、俳優人生の大きな転機となったという。

 「役を演じるにあたって自分なりの答えが見つからなかったんです」。深く向き合う中で、いつの間にか自分自身と役の境界線があいまいになった。そして、こう気づいたという。

 「自分を深く知らないと他者を思いやることなんてできない。自分を知るターニングポイントになった」

 だから、村上作品に出ることは「特別」だという。そして再び、その世界へと足を踏み入れた。

 今回出演した「地震のあとで」は、村上さんの連作短編集「神の子どもたちはみな踊る」をもとにしたドラマ。岡田さんは第1話「UFOが釧路に降りる」に登場する小村という男を演じる。

 阪神大震災の発生以来、ニュース映像を見続けていた妻の未名(橋本愛さん)が失踪。小村は失意の中、後輩に頼まれた「箱」を届けるため、北海道・釧路に向かうが……。

「今も全ては理解できていない」 それでも楽しめた理由

 ドラマは、震源から離れた場所で地震の影響を受けた人々を描く。35歳の自身は震災時、5歳だった。

 「当時は出来事の重大さを実…

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