岩屋毅外相は9日、就任後初めて、中国の王毅(ワンイー)・共産党政治局員兼外相と電話で協議した。岩屋氏は、広東省深圳市で日本人学校に通う男児が襲われて死亡した事件について、改めて事実解明を求めた。王毅外相から詳しい説明はなかったが、再発防止のあり方について意思疎通を図っていくことで一致した。
協議後、岩屋氏が記者団に明らかにした。日中両国が戦略的互恵関係や、建設的、安定的な関係の構築という方向性を共有していることを確認。「この大きな方向性に沿って日中関係を進めていくことを外相間で確認する重要なスタートになった」と述べた。
岩屋氏は、8月の中国軍機に…