イスラエルとイランの交戦激化を受け、岩屋毅外相は20日、イスラエルのサール外相と電話協議した。日本の外務省によると、岩屋氏は「報復の応酬とそれによる甚大な被害を深く懸念している」と伝達。「イランの核兵器開発は許されず、協議を通じた解決の努力が重要だ」と述べた。
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電話協議は約25分間。岩屋氏は「事態をエスカレートさせるいかなる行動も慎むべきだ」とし、沈静化が重要だと指摘。イスラエルの在留邦人の保護への協力も要請した。サール外相からは、イスラエル側の立場について説明があり、在留邦人の保護に協力するとの発言があった。
岩屋氏は16日に、イランのアラグチ外相とも電話協議を行い、全ての関係者に自制を求める旨を伝えていた。