岩手大学は27日、2月の農学部入試(前期日程)で入試システムの不具合があり、本来合格だった1人が不合格になっていたと発表した。合否判定に使った大学入学共通テストの得点合計に一部科目の得点が加算されていなかった。
岩手大によると、職員が6月上旬、入試データを検証中に、一部科目の得点が加算されていないことに気付いたという。改めて276人の農学部受験者の合否判定を実施した結果、不合格者の1人の合格がわかった。
今後の対応について岩手大は、受験生が希望する場合は入学を認め、遅れた分の学習を支援するとしている。不合格になったことで生じた費用についても補償する方針だという。