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山林火災の現場では、燃えた木々が黒く見えた=2025年3月10日午前11時42分、岩手県大船渡市、朝日新聞社機から、小林正明撮影
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 岩手県大船渡市の大規模な山林火災について、市は7日午後5時30分、再燃の恐れがないと判断、鎮火を宣言した。渕上清市長は会見で「熱源が確認されず、再燃しない期間が一定期間経過した。本日の上空偵察の結果をふまえ、再燃の恐れがないと判断した」と述べた。

 2月26日に同市赤崎町合足で発生してから41日目。焼失面積は市の面積の約9%にあたる約2900ヘクタールに及び、住民1人が死亡。54棟の住宅が全壊するなど、221棟の建物に被害が出た。

 今後は住宅再建、漁業や林業などの復興が課題となるほか、広大な山林が焼け落ちたことで土砂災害リスクが高まっており、山林の再生も重要な課題だ。

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