朝日新聞社は7月20、21日に、全国世論調査(電話)を実施した。岸田文雄首相に、9月の自民党総裁選で再選して、首相を続けてほしいと思うか尋ねると、74%が「続けてほしくない」と答えた。「続けてほしい」は18%だった。岸田内閣の支持率は26%(前回6月調査は22%)で微増となったが、依然として20%台が続き、不支持率は61%(同64%)と高い水準で推移している。
岸田首相に首相を「続けてほしくない」と答えた人は、自民支持層でも57%いた。「続けてほしい」は40%だった。前回の総裁選を前に実施した21年8月の同調査でも、当時の菅義偉首相について同様の質問をした。この時は「続けてほしくない」60%、「続けてほしい」25%。自民支持層は「続けてほしくない」42%、「続けてほしい」44%で割れていた。
今、自民党国会議員で、だれが首相にふさわしいと思うかも、岸田首相を含む9人の名前を挙げて質問した。トップは石破茂元幹事長の21%で、小泉進次郎元環境相17%、高市早苗経済安保相と上川陽子外相、河野太郎デジタル相がいずれも7%で続く。岸田首相は6%、茂木敏充幹事長は2%、林芳正官房長官と加藤勝信元官房長官はいずれも1%だった。自民支持層に限ると、石破氏が22%と最多で、小泉氏21%、岸田氏14%、河野氏8%、高市氏7%、上川氏5%などとなっている。
今後の政権のあり方について…