島根県安来市荒島町の中海で4月29日に小型飛行機が落下した事故を受けて、国土交通省は30日、航空事故調査官2人を現地に派遣し、機体の状態などを確認した。
国交省の運輸安全委員会は、深刻な事故につながりかねない「重大インシデント」に該当するとしていたが、この日、より程度の重い「航空事故」に変更した。
現地で報道陣の取材に応じた日下順詞(じゅんじ)・航空事故調査官は、機体が大破しているとした上で「機体が悪かったのか、操縦によるものか、気象によるものか広く調査する必要がある」と述べた。5月1日以降も調査を続けるとしている。
安来署などによると、この事故で、操縦していた男性が軽いけが、同乗の男性が重傷を負った。